01.知ること

一生のうち
5人に1人が心の病気を経験

一生のうち5人に1人が心の病気を経験します。また、大学生の10人に1人が家族の誰かをケアしている経験をもち、最も多い理由は親の心の病気。心の病気は誰にでも起こることです。もしかして、あなたの周りにも同じような経験をしている人がいるかもしれません。

母親がうつ病になリました

「高1の時に母親がうつ病になりました。やさしい笑顔のお母さんが別人のようになり、布団から出られなくなりました。家事もできず、私が頑張らなくちゃと思ったけど続かなかった。親の病気がよくならず、私も苦しくて家を飛び出したこともありました。外では、この状況をわかってくれる人はいないから家のことは話さないでおこうと思っていました」
(A.K)

心の病気 ( 精神疾患 ) 、
例えば、うつ病では、長い期間落ち込んだり、否定的な考えが多くなったりします。時には仕事や学校に行ったり、家事や自分のこともできなくなることがあります。

【 精神疾患の例 】

・うつ病
・統合失調症
・双極性障害
・不安障害
・アルコール依存症など

身体の病気と同じように、
心の病気も治療、リハビリ、カウンセリング、休息など、まわりの理解とサポートが必要です。

骨折すると
治療やサポートが必要

心の病気も
治療やサポートが必要

親の心の病気や障害のことを知っておくと、親の発言や行動の理由がわかったり、親とどう接したらいいかヒントがみえたりします。

精神疾患の親をもつ子ども33人に聞きました
(複数回答可)

Q. 情報を得て
  よかったことは?

「親の病気のことがわかった」「親への対応の参考になった」が5割以上

親の病気のことがわかった
66.7%
親にどのように対応したらいいか参考になった
51.5%
精神疾患の親をもつ子どもは
自分だけではないことがわかった
30.3%
自分の悩みをどのように
解決したらいいかのヒントになった
30.3%
自分のことを大切にしていいと思った
24.2%
親の病気は自分の言動のせいではないことがわかった
18.2%
保健医療福祉の支援者に相談しようと思った
15.2%
身近な人に相談しようと思った
6.1%
その他
21.2

Q. 情報を得られなかった
  理由は?

「誰も親の病気について説明しなかった」「どこに情報があるのか知らなかった」が5割前後

誰も親の病気について自分に説明しなかった
54.5%
どこに自分が知りたい情報があるか分からなかった
42.4%
病名だけで誰も
自分が理解できるように説明しなかった
30.3%
親の言動は病気が原因になっていると思わなかった
27.3%
情報が必要と思わなかった
9.1%
いろいろな説明があり何が正しいのわからなかった
6.1%
その他
21.2%

その他の回答内容
「情報が必要ということもわからなかった」
「未治療なので教えてくれる人も機関にもつながっていなかった」、他

親の心の病気で
知りたいことは?
(よかったら考えてみてください)

例 )病名は? どんな症状? 親が〇〇の時はどうしたらいい?

体験者の声

いろいろ調べて、
親の病気は自分のせいではないことがわかった。

体験者の声

親の病気のことやどう対応したらいいか、自分の悩みをどう解決したらいいかヒントがみつかった。

質問する人は
誰がよさそう?
(よかったら考えてみてください)

SNSにはあなたにあてはまらないことが書かれていることもあります。
あなたが精神疾患について質問するのは、親が受診している病院の医師や訪問看護師、親、信頼できそうな大人でもいいです

例 )親をみている医師、親等

・病気や障害についての詳しい情報は、

病気や障がいのページ

https://kidsinfost.net/disorder/

WebサイトURL

https://kidsinfost.net/

『子ども情報ステーション』は、看護師・医師を中心としたチーム「NPO法人ぷるすあるは」が運営する、精神障がいやこころの不調・発達凸凹をかかえた親とその子どもを応援するためのWebサイトです。