新刊のご案内 「親の精神疾患とともに生きる子どものレジリエンスを高めるために」

CAMPs代表 田野中が監修を務めた新刊のご案内です。

■ 「親の精神疾患とともに生きる子どものレジリエンスを高めるために」かもがわ出版 

精神疾患の親をもつ子どもへの支援や関わり方について焦点化した実践書は国内ではほとんどありません。
ドイツの実践書を翻訳したものですが、日本国内の情報も掲載しています。
支援者や学校の先生だけでなく、身近な大人も参考になる内容です。


アルベルト・レンツ:著
宮崎 直美:訳
田野中 恭子:監修

発行:2024年5月

本書の第一章は「精神疾患はきわめて一般的なよくある病気のひとつです。」という一文ではじまります。けれど、日本の社会には、いまだに精神疾患にたいする偏見は存在し、当事者やその家族、とりわけ子どもたちは不安な気持ちを抱えていることが多いのが実情です。
不安のなかにひとりぼっちでいる子どもに手を差し伸べられるのは私たち大人です。手を差し伸べるための適切な方法を知っていることは、私たちにとっても大事なこと。
ドイツでの最先端の知見がまとめられた本書は、その方法が具体的に記されており、それぞれの場での実践書としても活用できます。
監修の田野中恭子先生による日本のデータも掲載。巻末には、「おすすめ情報」として、日本で刊行されている絵本や支援機関情報も掲載しています。


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