活動紹介 ( 親&子どものサポートを考える会 )

第11回 精神障がいのある親とその子どもの支援に関する学習会

精神科の現場でも親子への支援がはじまっています

CAMPsメンバーの土田が代表を務める「親&子どものサポートを考える会」主催の学習会が5月末に開催されました。
この学習会は、立場に関係なく、精神障がいのある親とその子どもの支援について考えたいと思っている方が集まって、親子への支援について考えようと開かれているものです。
180名を超すご参加でした。

今年は、「ぷるすあるは」さんのサイトで紹介されている『権利から始まるリソースマップ』が取り上げられ、
・リソースマップ発案者の長沼先生
・マップ制作のぷるすあるはの北野先生・ちあきさん
・実際の活用例を東京医科大学病院の小野先生

がお話され、その後、活発な意見交換がありました。

『権利から始まるリソースマップについて』─出典:ぷるすあるは公式サイト
https://kidsinfost.net/2025/02/01/resource_map-2/#gsc.tab=0

6月には、第121回日本精神神経学会学術集会で、シンポジウム「精神疾患を抱える患者の子育てをどう支援するか:ヤングケアラー家庭に対する精神科主治医の役割」が行われました。

フィンランドの国家的プロジェクトで開発された『Let’s Talk about Children (LTC)』について
・開発者の児童精神科医ソランタウス博士 、上野先生からビデオメッセージ、小野先生との対談があり、支援を進めるにあたり大切なポイントが示されました。

・LTCを導入されている小野先生からは「主治医が果たす役割と支援ツールの活用」について、こどもぴあの小林鮎奈さんからはヤングケアラーコーディネーターの役割、ぷるすあるはの北野先生からはツールや活動内容のご紹介がありました。

会場からも質問が続き、盛況でした。
精神科の現場、それぞれの場での活動が進められています。